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経営戦略・計画1

■分野・タイトル
経営戦略・計画 -- 事業拡大時の留意事項について教えてください

■相談内容
(1) 法人化した場合のメリット、デメリットについて
(2) 店鋪内外の改善方法について
(3) ホームページの開設による営業活動方法について
(4) リフォーム事業部門への事業展開の方法について
(総合金物販売)

■回答

(1) 法人化した場合のメリット、デメリットについて


当社の事業規模が2億円以上に達したときに法人化を検討する必要がある。

1) 法人化へのメリット
1.所得税の軽減と給与所得控除が受けられる。
2.役員の退職金が損金計上できる。
3.事業拡大と組織力強化が可能になる。
4.従業員の士気が高まり企業生産性が向上する。
5.対外的信用力が高まる。
6.相続対策や後継者育成、人材育成がやり易い。

2) 法人化へのデメリット
1.交際費の損金算入に限度が生じる。
2.法的規制(商法等)があり、法人の決算手続きが個人より複雑になる。
3.諸管理費が増加する面がある。

(2) 店鋪内外の改善が必要


1.     店鋪入口が左側にあたるため入り難い状況にあり、店舗中央に入口を移動すると店舗機能が改善される。
2.     店内レイアウトが悪く、通路も狭く、陳列棚も圧迫感がある。店内の順路を明確にし、通路も0.75m~1.00m程度にして、レジ周辺は広目に、平台を活用し圧迫感を解消し、商品を見やすく、選びやすく、手にとり易い状態に工夫して、店内機能を高めることが大切。
3.     店鋪外観も広告看板が目立ちにくいので、通行客や車内からも目立つような位置に工夫すること。

(3) ホームページ開設により営業活動への展開を図るよう工夫すること。

(4) リフォーム事業部門への検討も今後考えること。


当社は、短期間に土地・建物10百万円前後も取得したばかりであり、それ以上の設備投資は、慎重に行うことが極めて重要である。その土地・建物の活用について綿密な事業計画を策定し、現在の事業と関連するリフォーム事業部門への検討も必要であるが、今後の課題として考えられたい。
 
■回答者

中小診断協会沖縄県支部
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