■基本

現金取引や事前入金ができればベストですが、それが出来ない場合も多いですので、基本的には与信管理をします。

(1)新規取引

まず、契約書は必須です。口約束ではトラブルがあった場合に対抗できない可能性があります。

その上で取引先に支払能力があるか調査します。登記簿を調べて会社の実在性や株主や取締役の構成を調べたり、帝国データバンクや東京商工リサーチなどの信用調査会社に依頼して財務状況を調査します。社会的に余程信用されている企業でもない限りは、多少売上金額を下げてでも事前入金にしたりサイト短縮をした方が無難と言えます。

相手が個人の場合は連帯保証人を立ててもらう事を検討します。

(2)継続取引


取引先ごとに与信額(売上債権=売掛金+受取手形)の限度額を決め、その限度額以上は売らないようにします。取引先の支払能力以上に売ってしまうと、貸し倒れの危険性が高まります。取込詐欺の被害に遭わないようにする上でも与信管理は必要です。

また、売掛管理をしっかり行って回収遅れがあれば早めに手を打つようにします。取引先をよく訪問する営業担当者から取引先の様子を細かく聞いて、取引先の異変に早く気付くよう努力するのも有効です。与信管理は経理よりも営業担当者への意識づけがポイントになります。

繰り返しますが、取引に対して契約書をしっかり交わすのは言うまでもありません。

(3)その他

基本的に1箇所の取引先に売り上げを依存しすぎない事が大切です。また、取引先からの入金日と仕入先への支払日を同じにすると、取引先からの支払い遅延にこちらが巻き込まれる可能性がありますので、入金日は支払日より早く設定するのが好ましいと言えます。


■リスク対策

与信管理によって貸し倒れのリスクは軽減されますが、それでもゼロにはなりません。
そこで保険を掛ける必要があります。

(1)中小企業倒産防止共済制度


毎月一定金額を掛けておくと取引先が倒産した場合に、掛け金の全額または一部金額の引き換えに、その10倍の金額を無担保・無保証人・無利子で借り入れできる制度です。毎月の掛金は、5,000円から80,000円までの範囲内(5,000円単位)で自由に選べます。

詳しくは → http://www.smrj.go.jp/tkyosai/index.html

(2)取引信用保険


保険会社が提供する金融商品で、売掛金に保険を掛けておくと貸し倒れがあった場合に保険金の支払いを受ける事ができます。以前は大企業向けの保険しか有りませんでしたが、最近では中小企業向けの保険も出てきています。

■執筆者

井海 宏通
一般社団法人
沖縄県中小企業診断士協会
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